エネルギーの方向性を考える

 人間が一日に使用できる精神的なエネルギー量は決まっています。このエネルギーはプラスとマイナスにの双方向に使用されます。プラスへのエネルギーは喜びや感謝などに使用されますが、ほとんど消耗することはなくかえってエネルギーが増えることもあります。マイナスへのエネルギーは憎悪、猜疑、嫉妬、無気力などで激しくエネルギーを消費し私達を疲れさせます。


 エネルギーをプラス方向に流すことを心がけ、マイナス方向への使用を控えることで心身を健全に保つことができます。精神的エネルギーの使用も習慣です。意識しなければ毎日同じようなことにエネルギーを注ぎ、これがマイナスであれば疲れ果ててしまいます。毎日疲れているという人は日々費やしているエネルギーの方向を考えてみなければなりません。精神的なエネルギーは体力とは違い寝れば回復するというものではなく、一度枯れてしまえば簡単には回復しないものです。


 毎日同じ人にイライラしたり、毎日同じようなパターンで憂鬱になるのであれば、マイナスの習慣を改善しなければなりません。精神的なエネルギーを浪費することなく、豊かな人生のために活用しなければなりません。毎日イライラしたり憂鬱な生活を豊かだとはいいません。毎日同じことを繰り返すのではなく、昨日よりも今日、今日よりも明日と自分の生活を反省し試行錯誤しながら少しずつでも豊かにしていきたいものです。