幸福への条件

 ある雑誌に幸福への4つの条件が紹介されていしました。それが「やってみよう」、「ありがとう」、「なんとかなる」、「ありのままに」です。私の解釈ですが「やってみよう」は積極性です。積極的に色々なことに挑戦していくことで、大きく成長できますし、楽しみや出会いを得ることができます。そういったなかで自分の居場所や役割を見つけることもできます。あまり難しく考えず失敗を恐れずやってみることも大切です。やらないで後悔するよりは、やってみて失敗したほうが学ぶことはたくさんあります。


 「ありがとう」はまさに感謝です。ありがたいと思える回数と幸福感は比例すると思います。何事もあたりまえと不平不満に埋もれるのか、ありがたいと感謝できるかで、たとえ同じような境遇にあったとしても人生が大きく違ってきます。「なんとかなる」は楽観です。これは性格によるところが大きいわけですが、不安や心配というものは、その時が来るまで解決できないものです。明日の不安に苛まれて今日を無駄にするのではなく、今できることに専念することで、不安や心配は軽減されます。考えてもどうにもならないことは楽観的にありたいものです。


 「ありのままに」は最も難しい課題であり仏教的だと思います。人間は周囲と比較しては周囲を見下して傲慢になったり、自分を卑下しては嘆くものです。環境、能力、性格、容姿など何一つとして同じものがないのに、いわば比べられないものをわざわざ比べて苦しむのは悪徳というものです。堕落や妥協ということではなく、自分にも相手にも多くを求めず比べず、ありのままでいいのです。この4つを無理することな自然にできるようになると私達の生活は楽になります。どれもあたりまえのことなのですが、あたりまえのことをあたりまえにできることが大切なのではないでしょうか。




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