動と静

 目標や願望を持つことは大切ですが、思うだけで努力がないまま放置していると不満になってしまいます。日々の生活において私達は様々な思いを持っていますが、思いは放置され次々に不満へと変化し苦しめられているのかもしれません。人の生き方は大きくは2種類に分けられると思っています。それが動と静の生活です。動の生活とは活動的につねに何かを求めてアクティブに生きています。静の生活とは積極的に求めるよりも、あるがままに満足しておだやかな生きています。


 たとえば同級会でも賑やかに楽しく騒ぐ人もいれば、おだやかに楽しく語らう人もいます。どちらも楽しいのですが、楽しみ方が違うだけなのです。大切なことは自分に合ったスタイルを持つことです。中途半端なままだと無理しなければなりません。また、動の生活のなかには、さらに動と静がありまます。静の生活のなかにも、さらに動と静があります。それぞれのスタイルのなかに、さらに動と静がありバランスをとらなければなりません。


 とても活動的な人なのにおだやかな一面があり、いつも物静かな人なのに大事な局面ではリーダーシップを発揮する人もいます。基本的なスタイルを持ちながらも、そのうえで必要に応じて動と静を使い分けることが大切です。また、動の生活は欲望に翻弄されやすく、静の生活は消極的に陥りやすいということもあります。それぞれの生活の特徴を理解して、無理をしない自分なりのスタイルを確立することができるのではないでしょうか。





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