暑さにも自分にも負けず

 暑い日が続いております。体温よりも高い気温の地域もあり、温暖化を切実に体感させられています。暑くなると気力も衰え緊張感がなくなります。何をするにも気持ちが伴わず、「暑いから」という言い訳のもと、つい怠けてしまいます。


 夏の暑さは別としても、日々の生活において適度な緊張感は必要なものです。私達の心はゼンマイ仕掛けのようなもので、定期的に緊張の糸をまいてやらないと、積極的に活動することができず、停滞した生活になってしまいます。
 緊張感と対を為し心のバランスをとってくれるのが平常心です。緊張感は心に刺激を与え、平常心は心を安定させてくれます。また、平常心は順境にあっては慢心することなく、逆境にあっては悲観することなく、心をおだやかな状態に保ってくれます。


 人の心が言葉や行動となって生活が形作られていきます。最初の基となる心がなにより大切だと思います。緊張感や平常心など心を鍛えるということも必要です。強い心があってこそ、力強く歩むことができます。夏の暑さに負けない体力と自分に負けない気力を養って、今年の夏を乗り切りたいと思います。


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