ラジオ体操に思う

 小学校は夏休みになり朝のラジオ体操がはじまりました。自由参加ではありますが、毎日きてくれる子、起きられたらくる子、まったくこない子に分けられます。また、親御さんも同じようにそれぞれです。親がきているところは子供もきており、親が早く起きて先導するからこそ皆勤できるのだと思いました。親が先導することによって子供には良き習慣が身につきます。俺はいかないからお前が頑張れと言われても、たった一週間とはいえ子供には難しいものです。何事においても親が手間暇を惜しまないからこそ、子供も頑張れるのです。


 世間の常識という言葉がありますが、法律のように文章で定められているものではありません。そのため人によりズレがあります。世間の常識の前に家庭の常識があります。その家庭であたりまえのことが、必ずしも世間の常識に通じるものではありません。友人の家に遊びに行ったり、嫁いでいった家で驚いた経験は多いのではないかと思います。日本中の家におかしなルールや常識があるのかもしれません。気づいていないのは本人たちだけなのかもしれません。


 自らがあたりまえと思っていることを疑ってみることも必要です。そして、おかしいと思ったならば修正していかなければなりません。気づくだけでは意味がなく、固まった思考や習慣を改善していかなければなりません。長い時間をかけ身につけた思考や習慣は簡単には直らないものです。だからこそ子供の頃の環境が大切なのです。もちろん環境のせいにするのではなく、謙虚に自分自身に問い直す姿勢が大切です。こういったことは自分の殻を破り成長していく作業でもあります。確かな作業をおこない与えられた道ではなく、自らが望む道を歩んでいきたいものです。




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