覚悟のある生活

 ある朝練の手伝いを頼まれて5日間ほど通いました。主要なメンバーはすでに1ヵ月もおこなっていました。私は頼まれて入部しただけで、平日の朝1か月間も通うほどの意識はありませんでした。おそらく半数以上の部員は同じようにそこまでの意識はなく、来る人は毎日通い、来ない人はまったく来ません。毎朝通うことをあたりまえだと思っている人と、どうして早起きしてまで通わなければならないのかと思う人ではまったく意識が違います。


 前者はあたりまえのことをするので無理することなく辛くもありません。後者が通う場合には嫌なことをしなければなりませんから苦痛でしかありません。また、一生懸命にしている人が中心になるので、そうでない人ははじかれていきます。毎日来る人は仲良くなり仕事を任せられますが、たまにしか来ない人はういてしまいます。結果は優勝でしたが、頑張った人には涙が出るほどうれしい結果であり、興味のなかった人にはどうでもいい結果だったのでしょう。


 同じ環境であっても態度が違うのは覚悟の差ではないかと思います。何事においても逆境、不便、不足、不満をつねと思うならば、耐えることができます。楽ばかりを求める人は少々のことですぐに挫折してしまいます。人生には様々な苦難が伴いますが、そういったものを前提に考えることができれば、苦難さえもあたりまえであり動じる必要がなくなります。現状を選り好みすることなく、堂々と向き合えるだけの覚悟を持ちたいものです。



応援クイックお願いします
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
にほんブログ村