最良の選択と人生

 人生は選択の連続で形作られていきます。その選択にはその人らしさというものがあります。楽な選択ばかりをする人、否定的な選択ばかりをする人、前向きな選択をする人など、選び取るものがほとんど同じようなものになってしまいます。視野が狭くなり柔軟な発想ができなくなると、たくさんあるはずの選択肢なのに、いつも選んでいるひとつしか見えなくなってしまいますから、気をつけなければなりません。


 より良い選択をするためには自分なりの哲学が必要だと思います。哲学といっても岩波文庫に並んでいるような難しいものではなく、自分なりの判断基準です。ちゃんとした判断基準があれば、選択を迫られるたびに悩む必要はなくなります。また、基準がしっかりしていれば、楽なほうに流されて失敗することもありません。人生の判断基準をしっかりと作ることが安定した人生には欠かせないのです。


 判断基準の基となるのは人生において何を大切にしたいかということです。家族が大切と思いながら家族のためにと、家族との時間を犠牲にして仕事をして離婚しては本末転倒というものです。自分が大切にしたいものをちゃんと持って、誠実に向き合っていくことで、最良の選択と人生を得ることができるのではないでしょうか。




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