変化の波に


 トランプのババ抜きでは相手の手札は見えませんから、どんなカードを引くかは分かりません。人生おいても与えられた環境や条件のなかで生きている人が多いように思います。行き当たりばったりとまでは言いませんが、選択することなく日々の生活を送っているようです。人によっては与えられたものではなく、自ら望むものを手にして生きている人もいます。不満はあれど変化を求めるよりも現状に留まる人のほうが多いようです。


 変化を求めない人は「変化=リスク」と考える人です。環境や状況を自ら望むように変化させていく人は「変化=チャンス」と考えられる人です。変化ということをどのようにとらえるかで大きく違ってきます。変化を上手に導いていける人には展望や目標があり、進むべき道があるからこそ、今の自分が何を考えどう行動するべきかが分かるのです。何よりこれから自分がどのように生きていきたいのかを考えることで、良き変化の流れを作っていくことができます。


 1日わずか10分でも目標や理想のための時間を作っている人にはチャンスが訪れます。そのチャンスを活かせるかどうかは、変化に対する姿勢だと思います。変化をチャンスと考えることができ、前向きに変化に適応しようとするならば、自らが求める生活を享受することができます。「求めよさらば与えられん」という言葉がありますが、求めるものがあり、得るための行動があり、感謝と周囲の理解があるならば、恐れることなく変化の波に飛び込むことができます。