戌年の意味と心構え 2018年

 今年の酉年は収穫を表していましたが、来年の戌年は収穫後の年となります。収穫の終わった田畑は春に向け手入れをしなければなりませんが、来年は結果を求めるよりも日頃の自分についてしっかりと省みて、今後につながる土壌を作る時期と考えることで吉となります。リセットすることで、新たなる意義や価値が生まれ可能性が広がるかもしれません。


 来年の十干は戊、十二支は戌、合わせて戊戌(つちのえいぬ)の年です。字は似ていますが意味は正反対です。戊は茂るの意味で、戌は枯れるの意味があります。相反する意味を含むことで、良いことはますます良くなり、悪いことはますます悪くなります。そのため流れを見極めることが大切になりますし、慎重な態度も求められます。相反する流れのなかを上手に進まなければなりません。


 来年は信頼関係を大切にしなければなりません。戌年は信用が失われ争いに翻弄される傾向もあります。信頼関係の有無が明暗を分けます。何事においても誠実な態度で臨み信頼されるよう努めましょう。無用な争いを避けてこそ、平穏に過ごすことができます。言葉ひとつをとっても心を込めることで、相手に与える印象が大きく違ってきます。優しく丁寧な言葉は福を招きます。


 十二支は子年からはじまり亥年で区切りを迎えます。来年は一時的に社会が活発になるかもしれませんが慎重な対応が求められます。利益や欲に翻弄されることなく区切りに向け着実に歩みつつ、また次の12年に向けた準備の時期でもあります。何事も陰徳を積んでこそ陽報を招くことができますから、一日一善の福徳の種まきを心がけたいものです。



九星別、各人の来年の運勢については下記を参考にしてください。
http://d.hatena.ne.jp/buddhist/20171201



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