甲子大黒天本山のブログ

このサイトは甲子大黒天本山オフィシャルブログとして福山主が担当しております。甲子大黒天の紹介のほか豊かな人生を送るために大切なことを書かせていただいております。

リアルな「生・老・病・死」

 今回、入院して多くのことを学んだように思います。仏教では「生・老・病・死」を四苦として、人間の根源的な苦しみだと説いています。お釈迦様の出家の動機を四門出遊といいます。各門で老人・病人・死人に出会い、最後の門で出家者に出会ったといいます。人間がけして逃れることのできない苦しみを前にして、お釈迦さまでさえ思い悩んだわけです。私も病院で様々な「生・老・病・死」に出会い考えさせられました。


 本を読んで頭で考えた「生・老・病・死」と眼前に展開する「生・老・病・死」では大きく違います。リアルな「生・老・病・死」は人を引き込む引力のようなものを感じました。自分のこれからについて入院中は悲観的な思考が続きました。囚われていると感じながらも、なかなか抜けだせない恐怖を感じました。ですが、年々よりリアルに向き合っていかなければならないのも事実です。


 何事においても覚悟が求められます。自分や親しい人の「生・老・病・死」、運転すれば事故、家を建てれば火災、結婚すれば離婚など、考えれば考えるほど気分が滅入ります。ですが、知らないふりをするのではなく、覚悟してなお囚われない態度が大切なのだと思います。事故を想定するからこその安全運転、火災を想定するからこその火の用心、離婚を想定するからこその家庭円満なのかもしれません。そして「生・老・病・死」と向き合うからこそ、人生を大切にできるのではないでしょうか。不安や恐怖をどのように昇華していくかが課題だと思うのです。




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