大樹のように

 雪の中でも微動だにせず大空を見上げている森の木々を見て、私も大樹のようにありたいと思いました。大地にしっかりと根付き巨木を支え養分を供給する根は志を表します。大きな志があるからこそ、大きな人間になれるのです。大きくまっすぐと伸びる幹は実力を表します。志を具現化するためには力が必要なのです。人格・能力・人脈など少しずつ太くしていくことで、災難や失敗に挫けない人間になることができます。太陽を求めて伸びる枝葉は可能性を表します。自分の可能性を信じて、様々なことに挑戦しなければなりません。結果よりも挑戦していこうとする姿勢が大事なのです。巨木の高さは向上心を表します。自分の殻や限界を超えようとしなければ進歩はありません。そして果実は結果を表します。たとえどのような結果であろうとも、自分が作ったものとして甘んじて受けなければなりません。結果を真摯に受けとめるからこそ、次にはさらなる果実を得ることができるのです。少しずつ時間をかけながら成長し、老木となったならば若木を育てるため、枝葉を落とし光を分け与え、ついには倒れ若木の養分とならなければなりません。木も人もその生涯は同じなのかもしれません。


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