大雪に見舞われた日本列島ですが、私の地元も１２月としては平年の７倍の積雪量があるそうです。もともと豪雪地帯なのですが、私はそのなかでも特に雪の多いところに住んでいます。まわりの人が朝の除雪に３０分かかった雪下ろしに半日かかったと苦労話をしても、私には短時間に思えてしまいます。雪の多いときには毎日エンドレスで雪と格闘しなければなりません。
終わらない雪との格闘も良き修行だと思っています。私達は「いつか報われる」という期待を胸に頑張るものです。ところが、その「いつか」は簡単には訪れないものです。重要になるのは継続力です。折れない強い心で辛抱強く続けていくしかないのです。雪との終わらない格闘は強い心を鍛えてくれます。いくら嘆いても天気を操作することはできません。つねに受け身で耐えるしかありません。今年のような大雪の年は心を鍛えるチャンスだと思っています。
頭でいかに考えても心を鍛えることはできません。現実のなかで苦労してこそ鍛えられるものです。苦労は心を鍛えてくれる人生のありがたい教材だと考えるようにしています。苦労を嫌っては学ぶ機会を失ってしまいます。まして苦労は嫌っても避けることのできないものです。生きることには苦労が必然的に伴ってくるものです。旅行もケンカしながらでは面白くありません。苦労との人生二人三脚を楽しみたいものです。そんな気持ちでいるからこそ苦労が報われるのかもしれませんね。
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