オンリーワンの精神性

オールアバウト連動記事
 前回の連動記事のさらに連動です。今回は「日本人の多くは他人の役に立ちたいと思っている」という回答が45%と過去最高となり、「自分のことばかり考えている」と答えた42%を初めて逆転したという話題です。調査をした統計数理研究所は大震災でのボランティアの他の人を思いやる振る舞いが影響したのではないかとしています。


 また、日本人の長所はという質問には「礼儀正しい」が77%、「親切」が71%といずれも過去最高となり、「まじめに努力していれば、いつかは必ず報われると思う」は全体の72%と、「いくら努力しても、全く報われないことが多いと思う」の26%を大幅に上回ったそうです。日本人の優れた国民性を再発見できる調査結果だと思います。


 人間は自ら生まれる国を選ぶことはできません。私達はご縁によって日本に生まれてきました。たまたま生を受けたこの国は、国民性・文化・技術・環境など素晴らしい国です。私達はもっと日本人であることに感謝し、日本の素晴らしさを誇りとするべきではないかと思います。明治以降は欧米があこがれの的となり、新しい文化や技術を求めてきました。ですが、バブル崩壊以降は特に日本の精神性が再び注目されているように感じられます。


 今回の調査では礼儀や親切が上位に入りましたが、他にも協調、正直、勤勉など日本人の国民性は優れており、だからこそ暮らしやすい社会が実現されていると思っています。日本の経済発展は日本人の国民性があってこそのものでした。現在は日本人の思考も欧米化しているところがありますが、長く日本人のDNAに刻まれてきた豊かな精神性を再発見し、堅持することがこれからの日本の発展に必要なのではないかと思います。日本には日本人に即した発展の道があるはずです。海外から猿真似と評されていましたが、これからは海外が真似のできない優れた国民性をもって、独自の発展を遂げていくべき時期ではないかと思うのです。



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