甲子大黒天本山のブログ

このサイトは甲子大黒天本山オフィシャルブログとして福山主が担当しております。甲子大黒天の紹介のほか豊かな人生を送るために大切なことを書かせていただいております。

折れそうな心

 ずいぶん昔の話題になってしまいますが、今年の高校野球で我が県代表チームは善戦してくれました。逆転劇も多く緊迫した試合を楽しむことができました。ランナーが1人出るだけでもチャンスとなりピンチとなり、気の抜けない試合展開は見ているものさえ緊張させてくれました。甲子園の魅力のひとつは負ければ終わりということです。次ぎもなく言い訳もできず負ければ終わりです。だからこそ、どのチームも必死ですし、私達も魅了されるのでしょう。


 私のお寺では写経体験をしています。書道は何枚と練習を重ね1枚の完成を目指しますが、写経は毎回が本番です。練習というものはなく、書き直しも途中でやめることもできません。リセットになれている現代人は、気に入らないと少し失敗するとやり直したくなります。気持ちが途中で折れてしまい、そこから立て直すことが難しいのです。図太い人が少なくなり、芯の細い人が増えてきたように感じられます。簡単に気持ちが折れてしまうのです。その脆さは克服しなければならない課題でもあります。



 「あきらめるな、くじけるな」という言葉を聞かなくなりました。「ダメならダメでしょうがない、無理する必要はない」という風潮が蔓延しています。子供の頃からそういう気持ちで生きていれば、強い心は育たないものです。日々の生活は練習ではなくつねに本番であり、やり直しもきかないと思って臨むことで、強い心が育っていくのです。折れそうな心を必死に支えているうちに、折れない心になっていくのです。



 私達の生活は「もうダメだ、いやもう少し」の連続です。いつも簡単にあきらめていると、癖がついてしまい踏ん張ることができなくなってしまいます。成功している人は成功するまであきらめなかった人です。才能や運よりも、あきらめない強い心が道を開いてくれるのです。大人になっても「もうやめた」とか「めんどくさい」を口癖にしていると、大人しての責任を果たせる人間にはなれません。何事もあきらめず、粘り強く取り組みたいものです。


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