境内地のご案内

 当山は小野川温泉を一望できる高台にあり、境内地には石楠花公園を整備しております。石楠花は修験道の霊木とされています。5月上旬から下旬にかけ、たくさんの花が参拝者をお迎えいたします。また、置賜三十三観音二十一番札所観音堂小野川温泉を発見した小野小町の伝説碑、江戸時代の草木供養塔などもあり、季節の移ろいを身近に感じながら散策していただけます。

 

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大祭のご案内

甲子大黒天本山では毎年11月19日に越年例大祭を厳修しております。この大祭は一年間の厄を払い、やがて迎える新年の福徳を願う恒例行事です。湯殿山系の山伏に参集いただき、神斧・宝弓・宝剣などの作法によって厄を払い、開運招福加持によって福を招きます。また、抽選もあり縁起物の鯛や七福神の色紙も当たります。なお、参加者には大黒様と一緒に食べていただく福餅の献膳もあります。ぜひ、ご参加ください。ご参加の場合、御札の準備があるため各回10分前までにお越しください。


甲子大黒天本山越年例大祭
日付 毎年11月19日
時間 10時と12時の2回厳修
場所 甲子大黒天本山
奉納料 お一人様3,000円(御札料、献膳料含む)
内容 山伏による特別祈願、福餅の献膳など

 

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体験のご案内

甲子大黒天本山では腕念珠づくりと写経の体験を受付ております。
 
甲子大黒天本山の体験
受付 通年9時~16時
予約 前日まで(当日は要問合せ)
人数 1名様から
料金 1,000円(写経体験)
   2,000円(腕念珠づくり体験)
時間 60分(写経体験)
   30分~(腕念珠づくり体験)

 

腕念珠づくり体験
 25種類の天然石から誕生石やご利益などから自由に選んで作っていただけます。自分の腕にぴったりのオリジナル腕念珠をお作りください。完成したら、その場でご祈願してお渡しいたします。甲子大黒天は心機一転、気持ちを新たに頑張ろうと思ったときに参拝するとご加護いただけるとされています。新たなる誓いや願いを込め腕念珠を作っていただくと、災難を払いあなたの願いを成就してくれます。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

写経体験
 初回は十句観音経、2回目以降は般若心経など様々な写経に挑戦することができます。手本を下に敷く書き方と手本を見ながら書き方から選べます。お経の内容と作法を解説してから書いていただいていますから、初めての方でも気軽に参加いただけます。慌ただしい日常から離れ静かで上質な時間を楽しんでみませんか。

 

 

ご予約について
 基本的ご予約の方を優先させていただきます。なお、他の法務等によりご希望の日時に添えない場合もあります。腕念珠づくり体験は1部屋4組まで対応可能ですが、写経体験は1部屋1組での体験となりますので、写経を希望される場合は早めのご予約をお願いいたします。当日希望の場合には担当者がいれば対応できますので、電話にてお問い合わせください。予約電話 0238-32-2929

 

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祈祷・法話・献膳のご案内

個人祈祷(20分)
 当山では皆様の祈祷を随時お受けしております。商売繁盛、諸災消除、家内安全、合格祈願、当病平癒、厄払い、自動車祈願、良縁成就など、皆様の願意に応じた祈祷をおこなっております。事前にご予約いただけるとありがたいです。

 

団体法話(10分~20分)
 当山では団体参拝者に無料の法話をおこなっております。話題は大黒様にちなみ笑顔の大切さや七福神など、分かりやすく親しみやすい内容を心がけております。自由参拝だけではなく、荘厳な本堂にて法話を聞くという体験が喜ばれております。ぜひ、心に残る法話をお聞きください。ご希望の時間にてお話しいたします。事前にご連絡ください。


祈祷法話(30分~50分)
 団体参拝者でご希望があれば祈祷法話もおこなっております。また、お守りや七福神色紙の当たる開運招福加持も承ります。ご希望に応じて時間も調整いたします。詳細はお問い合わせください。


祈祷献膳(60分~90分)
 当山の名物となっているのが大黒様の福餅です。祈祷のあとにつきたてのお餅(3種類)を食べ放題でご提供いたします。大黒様と一緒に食事をすることで、ご縁を結び守っていただけるとされる福餅です。参加者で楽しい時間を過ごし親睦を深めてください。小野川温泉での入浴・休憩もできます。詳細はお問い合わせください。

 

還暦祈願
 還暦の同級会は小野川温泉へお越しください。温泉街から徒歩5分の距離にある当山では、同級会の祈祷もお受けしております。第二の人生をはじめるにあたり大黒様で祈祷を受け福々しい門出をお祝いください。ご希望に応じて各人に名入れ御札もご用意で

できます。

 

 

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甲子大黒天本山のご案内

小野川温泉を一望できる高台にあるのが甲子大黒天本山です。その昔、弘法大師湯殿山修行の折に霊木をもってお作りになったという甲子大黒天像が湯殿山より当山へと伝わっており、本尊としてお祀りされております。この縁により当山は湯殿山系山伏の法流を受けております。また、上杉家の祈願所であった宝珠寺の法流も受けている由緒ある寺院です。


 当山の甲子(きのえね)大黒天は神仏一体の大黒様です。仏教の大黒天と神道大国主命平安時代に習合されてより、神仏一体としてお祀りされてきたのが日本の大黒様です。明治になり神仏分離令が出されてから大黒天は仏教で、大国主命神道でお祀りされるようになりましたが、当山では昔ながらの神仏一体の大黒様をお祀りしております。


 甲子大黒天のご利益は商売繁盛・財運・開運招福とされ、大黒様の福徳を求め多くの方々に参拝いただいております。また、甲子とは60ある旧暦の一番最初であることから心機一転、頑張りたいと思ったときに参拝いただくとご加護いただけるとされております。新たなる願いの成就を大黒様のその前でお誓いください。

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本堂外観

 

思うようにならない時は

 年齢と共に思うようにならないことが増えていくように思います。後半戦は思うようにならない人生をどのように受け入れていくかということが大切なポイントになるのではないでしょうか。戦国時代の信長、秀吉、家康を表現した「鳴かぬなら」という言葉があります。思うようにならない人間がいれば、信長は殺してしまう、秀吉は巧みに仲間にしてしまう、家康は自分の思うようになるまで待つという、それぞれの性格を表現しています。


 それぞれに思うようにならないことへの対処法があるのではないかと思います。日頃から無意識にしているその方法を考えてみることも必要だと思います。思うようにならない時に、信長のように相手を責めたてるのか。信長はそのような日頃の報いによって光秀に裏切られました。また、秀吉のように人柄で対処するのか、家康のように我慢して状況が変わるのを待つのか。年々思うようにならないことがレベルアップしていくとしたら、その対処法もレベルアップしていかなければなりません。


 私達は日々未知の領域に進入していきます。朝、目を覚ませば自分の人生においてはじめての一日を迎えます。その一日がどのような一日になるのかは自分次第なのですが、どのような状況になろうとも対処できるよう、大切なことは心の平安だと思うのです。心がしっかりと落ち着いていれば判断を誤ることも少なくなり、何事もおおらかに受け入れられるようになります。思うようにならないと感じる時ほど、静かな湖のような心境で臨みたいものです。




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抵抗できない変化の波

 「私には真似できない」とか「あの人にはついていけない」と思うことがあります。ですが、そういう自分には理解できないことや実行できないことに新しい可能性が眠っていることがあります。いわば自分の壁の向こうがわにあるものを取り入れようとすることで、殻を破ることができます。もちろん新しいチャレンジには現在の調和を乱すリスクもありますが、現在の自分に不満があるならば普段なら絶対にしないようなことをあえてしてみることも良いかもしれません。


 変化を頑なに拒む人もいます。平成の時代が間もなく終わろうとしている時期に、社会は大きく変わっているのに、本人も変わっていく社会のなかで暮らしているのに、昭和の時代から変われない人もいます。変化を翻弄される人、変化に適応する人、変化を拒否する人に分かれます。翻弄される人は流行を求め節操なくふらふらする人です。変化に適応する人は、変化をことさらに求めず必要な変化を見極め順応していきます。変化を拒否する人は自分の可能性を信じられないか、変化のリスクに囚われる人です。


 人間も社会も変わっていくしかありません。否応なく変化していくなかで、その変化をどのように受け入れていくかなのです。優秀な人ほど先々を考え準備をしては上手に変化の波に乗っていきます。時代の変化は別にしても、少欲知足の言葉に習い欲は抑えて満足することを知りながらも、さらに自らを向上させようとする姿勢が大切なのではないかと思うのです。変わらないことが罪ではありませんが、諸行無常の移り変わる世の中で生きていることを忘れないようにしたいものです。
 


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